預かりボランティアのススメ

保護犬猫の一時預かりを薦めるブログ

預かりボランティアとは

 

預かりボランティアとは、愛護団体が保健所や個人から保護した動物を、一般家庭で一時的に預かること、を言います。

ぺこ&りゅうちぇるが志村動物園でやってたアレです。主に犬と猫。

飼い主が見つかるまでずっとだったり、期間限定だったり、長さもやり方もさまざま。

 

シェルターや保健所の多くは常に満杯です 一匹出れば一匹殺されずに済みます

また、シェルターや保健所は一般家庭の環境とは全く違います。一般家庭で預かられて、室内で暮らす物音や習慣に慣れることも、引き取られる上でとても大切なことなんです。

 

一時預かりボランティアは超たのしいので、その魅力を紹介....する....

のはこちらのブログで可愛い昔の預かりっこの写真でもみてください。

blog.livedoor.jp

 

 

とにかくまず、誤解を解きたいとおもいます。

お金持ちで、豪邸に住んでいて、留守番させない有閑階級の民にしかできない全くの間違いです。

 

私は、20代独身一人暮らしのころから預かりをしています。

 

一時預かりボランティアは、

一人暮らしでもできる! →成猫など

お金がなくてもできる!! →医療費や飼育費をもってくれる団体が多く存在! 飼育に必要な道具もレンタル!

短期間/期間限定でもできる!!!→年末年始やお盆など、2週間ほどのピンチヒッターとしてのボランティアを募集している団体も多くあります。一年だけなど期間が決まっている場合でも相談してみる価値は大有り!

犬や猫を飼うのが初めてでもできる!!!! →経験豊かな団体スタッフがフルサポート。初心者でも預かりやすい猫や犬を選んで貰うことも。

部屋が狭くてもできる!!!!! →それほど運動や広い空間を必要としない小型で中高齢の犬猫や、お世話は大変ですが場所は殆どとらない離乳前の仔猫のミルクボランティアなどがあります。

 

むしろ、若くて将来の見通しの立っていない不安定な若者こそいきなり動物を飼わないで、一度、一時預かりをしてみてほしい。

 一生懸命真摯にやってみて、それでも無理だったら、ギブアップできる。

それが一時預かりのいいところでもあります。

だって、一度ほんとうに動物を飼ってしまったら、けしてギブアップは許されないのですから。

 

既に動物を飼っていらっしゃる皆さんの不安にもお答えします。

 

自分の家の子と相性の合う子を選べる!

小型犬! おとなしい子! など、リクエストできる団体も多くある!

 中には、レトリバー専門の愛護団体 や パグなどの短頭種を得意とする団体

など、犬種に特化した愛護団体もあり、自分の知識を活かせる預かりのスタイルもあります。

上記の団体を個人的にお薦めする意図や、条件をすべて満たす団体だと保証するものではありません。あくまで、このような団体もあるという一例です。

 

どうです、ちょっとできそうな気がしてきましたか。

動物と暮らす毎日はとても楽しく、動物たちが元気を取り戻し、心を開き、やがて新しい飼い主さんと巡りあって旅立っていくのを見る喜びは格別です。

 

最後に

この記事は安易な気持ちでの一時預かりボランティアを無闇に薦めるものではありません。

一時預かりボランティアは預かった動物に責任をもち、わが子同様に時間と愛情をそそぐ必要があります。本記事は、動物の力になりたいと言う強い気持ちがあるのに、参入の方法が分からなかったり誤解から諦めてしまっていたりする方の背中をそっと押すものでありたい願っています。

 

 自分に合った団体の見つけ方はこちら↓↓

fostercare.hatenablog.com

 

 

 

 預かりボランティアの具体的な活動はこちら

 

fostercare.hatenablog.com

 

 

預かりボランティアの具体的な活動

 

動物を預かり、日常のお世話をする。

(必須ではありませんが預かっている様子をブログやSNSで公開すると効果的)

 

譲渡会/お見合い に参加する

譲渡会とは、保護動物が会場に一同に集まり、里親希望者さんとのマッチングを行う会です。大体、月に1度~2度ほど定期的に行われます。

また、団体によっては譲渡会を行わず、応募があった際に個別にお見合いをする形もあります。

知らない人を自宅に招きいれるのに抵抗のある方は、譲渡会のある団体を選ぶと良いでしょう。

譲渡会への参加は、一時預かりボランティアが連れて行く場合と、搬送ボランティアという別のボランティアさんが連れて行ってくれる場合があります。

猫の場合は毎回参加することは珍しく、時々の参加にとどまることが多いようです。

頻繁な譲渡会への参加がむずかしい方には、猫の預かりもおすすめです。

 

医療措置をする

動物の状態や団体によりさまざまですが、避妊去勢、マイクロチップの挿入などを行います。預かり家庭は、怪我や体調を崩したときの緊急の通院や、毎月のフラリア予防薬とノミダニ駆除薬の投与をおこないます。

 

里親をみつける

一時預かりボランティアに里親の審査を任せる団体も、経験ある職員が里親の面接や審査を行う団体もあります。団体でPR動画などをつくり積極的にアピールしてくれる団体もあれば、アピールはボランティアにお任せの団体もあります。

私個人的には、最初は職員が動物のアピールを積極的に行い、里親の面接や審査も行ってくれる団体で、安心しておまかせできたのがとても良かったと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

自分に合った団体の見つけ方

 

はじめての一時預かりボランティアは、個人で行わず、団体に所属してサポートをうけつつ協力して行うのが最もお勧めです。

でも保護団体って、都会だといっぱいありすぎてどこを選んでいいかわからないし

田舎だと情報がなさすぎて、いったいどこにあるかわかりませんよね

 

まずこちらに、私が見つけた犬や猫の保護団体の一覧を紹介します。

http://lonelypet.jp/team

100パーセント全ては網羅されていません

ここに載っていない保護団体も多くあります

 

 

保護団体を探す方法です

 

まずは、【地域名+ 保護 犬 猫 】や 【地域名+シェルター】

などでお近くの団体を検索してください。

なければ、【地域名+愛護センター or 保健所】 で検索してみてください。

少なくとも、保健所が、県にいくつかはあるはずです。

そこのホームページに、提携しているボランティア団体が載っていることがあります。

あるいはそこの保健所の募集するお散歩ボランティア等に参加すると、近隣の保護団体の人と出会える可能性があります。

田舎で全く情報が他にない場合は、保健所に電話をかけて、その保健所から犬や猫を引き出している団体があるかどうか、ボランティアしたい旨を伝えて聞いてみてもよいと思います。(職員の仕事を邪魔しないようこれはとっておきの最終手段としてください)

 

さて、たくさんの保護団体のなかから、自分に合った団体はどうやって見つけたら良いのでしょうか。

 

まずは自分の家の一番近くで活動している団体から検討しましょう。

最もサポートが受けやすいので。

 

家の近くの団体のホームページをいくつかみて

自分の好きな雰囲気を掴みましょう。

 

◆どんな犬が現在所属しているのか

◆どのような規模なのか

◆シェルターがあるのか一時預かりのみなのか

◆犬は保健所から引き出してきているのか、個人から保護しているのか。

◆犬猫に、避妊去勢をしているか

 

をまずチェックしましょう。

 

元繁殖犬ばかり扱っている団体は注意が必要です。必ず、その犬が引き取られきた繁殖場は営業停止したのか、するのかどうかを聞いてください。

ペットショップや繁殖屋(ブリーダー)の下請けとなって、大きくなりすぎたり繁殖機能がなくなった犬猫を有料で引き取り、その犬たちを更に有料高額で里親に出すことで、悪質ペットショップや悪質な繁殖場が犬猫を厄介払いすることを可能にしてますます営利を貪れる形に導いている可能性があります。(医療費等として里親に請求する料金は、これは個人的な感覚ですが、5万円以上からは高額の部類に入ります)

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指導している、と言われた場合はどれくらいの間指導しているのか、何がゴールなのかをよく聞いてください。これで、言葉を濁したり、あなたには失礼なことを言ったり、怒り出したりする団体とお付き合いするのはやめてください。

良い団体は必ずボランティアが納得できるようにお話ししてくださいます。

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保護している犬猫にどのような理由であれ、避妊去勢を施さない団体にも、関わるのは一切やめましょう。(仔猫、仔犬、特別な疾患があり仕方がない場合は除く)

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預かりボランティアを募集している団体の場合、

飼育費/医療費 は出るのか

を確認してください。

どこの団体も寄付で活動しているので、あなたが飼育費の一部、例えばオヤツ代だったりペットシーツ代だったりを負担できるようならばもちろん喜ぶと思いますが、長く続けるために決して無理はせず、特に高額となる可能性のある医療費が出るのかどうかは必ず確認してください。

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なんだか、良さそうだぞ!

と思える団体が見つかったら、その団体が開催する里親会に行ってみましょう!

明るい楽しい雰囲気の里親会か

犬猫はきちんとケアされているか

を自分の目で確かめることができます。

里親会をしていない団体であれば、シェルターを尋ねてみたり、その団体で預かりボランティアをしている人のブログをいくつか読んだりしてみるのも良いでしょう。

一緒にボランティアする人を好きになれそうかどうかもとても大切なチェックポイントですよ。

里親会もなく、シェルターの訪問も一切お断り、そのような団体は避けたほうが無難でしょう。

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もしかしたら様々な理由で、ボランティアの申し出を断られるかもしれません。(提携病院と遠い、一人暮らしに預けられる動物が今はいない、etc etc)それは、どうしてもしかたがない場合もあります。

ただし、断り方は、あなたを不快にするような意地悪な言い方であっては決してなりません。もし、意地悪なことを言われたとしたら、あやまります。ほんとうにごめんなさい。あなたはなにも悪いことをしていません。

あなたは弱いものを助けようと立ち上がっただけです。あなたが意地悪にくじけずに志を同じくする素敵な仲間と出会えるよう祈っています。

 

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